Account Engagement(旧Pardot)との連携機能についてご説明します。
目次:
1. 機能概要
マーケティング・オートメーション(MA)ツール「Account Engagement(旧Pardot)」と連携し、Seminar Oneで取得したリード情報を、Account Engagementのプロスペクト(見込み客)として自動で登録できます。
連携は、Seminar Oneにて該当のAccount Engagement(Salesforce)アカウントの認証および連携先のビジネスユニットIDを登録することで実施します。
※ 設定には、Seminar Oneの「管理ユーザー」権限及びAccount Engagementの「システム管理者」権限が必要です。
自動連携のタイミングについて
連携開始後、Seminar Oneに登録されたリード情報は以下のタイミングでAccount Engagementの「見込み客 > プロスペクト」に登録・更新されます。
- リード登録時(募集ページから申込完了/ リード一覧画面で手動作成/ リード一覧からインポート)
- 事前アンケート回答時
- セミナー参加時
- 終了後アンケート回答時
※ 1のタイミングでAccount Engagement上にプロスペクトが作成されます。以降は、リードごとに独自割り振られたIDをキーに、リアルタイムで2〜4で取得した情報を追加・更新します。
※ 基本項目(姓名、メールアドレスなど、Seminar Oneのすべてのキャンペーンに共通する項目)を募集ページとアンケートで複数回取得する場合、連携タイミングが古い情報は上書きされ、最新の情報のみが登録されます。
※ 募集ページとアンケートで重複して取得する項目(姓名、メールアドレス、会社名など)がある場合、プロスペクトへは直近取得した項目のみが登録され、古い情報は上書きされます。
2. 事前準備(Account Engagement)
設定を行う前に、Account Engagement側でSeminar One連携用のAPIアプリケーションの作成が必要です。
以下の手順に沿って、Account Engagementのシステム管理者にて設定してください。
①アプリケーションマネージャ画面を開く
Salesforceにログイン後、左のメニューからアプリケーション > アプリケーションマネージャを開きます。
②新規接続アプリケーション作成画面を開く
右上の「新規接続アプリケーション」をクリックし、作成画面を開きます。
③各種項目を入力して保存する
「基本情報」と「API」の項目に対して、下記のとおりそれぞれ入力・選択してください。
基本情報
① 接続アプリケーション名:任意の名称を入力
② API参照名:任意の名称を入力
③ 取引先責任者 メール:Account Engagementのシステム管理者のメールアドレスを入力
API(OAuth 設定の有効化)
「OAuth設定の有効化」にチェックをした上で、下記のとおり設定してください。
④ コールバック URL:「https://app.seminarone.com/account-engagement/oauth/callback」を入力
⑤ 選択したOAuth範囲:「利用可能なOAuth範囲」として以下の2つを追加
- Pardotサービスを管理(pardot_api)
- いつでも要求を実行(refresh_token, offline_access)
⑥ Webサーバフローの秘密が必要:チェック
⑦ 更新トークンフローの秘密が必要:チェック
ここまで完了したら、画面下部の「保存」をクリックしてください。
以上で連携用のAPIアプリケーションの作成は完了です。
④Client IDとClient Secretをコピーする
次に、後のSeminar Oneでの設定時に必要なAPIアプリケーションの情報をコピーします。
「接続アプリケーションを管理する」画面から先程作成したAPIアプリケーションを参照し、「コンシューマの詳細を管理」ボタンをクリックしてください。
確認コードの入力画面が表示されるので、送信された確認コードを入力して、詳細画面を開きます。
以下の値をそれぞれコピーしてください。
- コンシューマ鍵(Client ID)
- コンシューマの秘密(Client Secret)
3. 設定手順(Seminar One)
2の事前準備が完了したら、Seminar Oneでの連携設定を行ってください。
①外部連携 > Account Engagement連携画面を開く
ログイン後、右上のメニューから「①外部連携」をクリックします。
「②Account Engagement(旧Pardot)」を選択し、連携設定の登録画面を開いてください。
② アカウント認証画面を開く
まずは、連携先を設定するために必要な認証ユーザーを登録します。「Salesforceアカウントを認証」ボタンをクリックして、アカウントの認証画面を開いてください。
③Salesforceアカウントを認証する
それぞれ以下の内容を入力し、「ユーザー情報を認証」ボタンをクリックしてください。
- Client ID:事前準備でコピーした値(コンシューマ鍵)
- Client Secret:事前準備でコピーした値(コンシューマの秘密)
認証が完了すると、以下のような画面が表示されます。「閉じる」ボタンをクリックして元のSeminar Oneの設定画面に戻り、次のステップ(連携先の登録)に進んでください。
④連携先の指定
次に、先程登録した認証ユーザーの情報を利用して、連携先を指定します。
それぞれ以下の内容を入力し、右下の「次へ」ボタンを押してください。
- 認証ユーザー:先程登録したご自身の認証ユーザー情報を選択
- 連携先名:連携先や用途など、任意の名称を入力(後ほど変更可能です)
- ビジネスユニットID:連携するSalesforceのビジネスユニットID
ビジネスユニットIDの確認方法
Salesforceにログイン後、左側のメニューから[Pardot]>[Pardotアカウントの設定]を選択します。
表示されたPardotアカウントの設定画面上に、選択可能なビジネスユニットの情報が記載されているので、こちらから該当のビジネスユニットIDをコピーしてください。
⑤基本項目のマッピング
続けて、Seminar Oneで取得したリード情報をAccount Engagementに連携するために、Seminar Oneの項目名とAccount Engagementのプロスペクトにセットされている項目名をマッピングします。
ここでは、Seminar Oneのすべてのリード情報に共通する項目のみマッピングが可能です。各キャンペーンごとに異なるアンケートやカスタム項目の情報は、キャンペーン側でマッピングしてください。
必要な項目のマッピングが完了したら、右下の「保存」ボタンをクリックし、連携先を保存してください。
※ 連携できる項目については、こちらのヘルプページをご覧ください。
マッピング先の項目がない場合(カスタム項目の設定):
Seminar Oneで取得したリード情報は、Account Engagementの「見込み客 > プロスペクト」に登録されます。
項目は、「姓名」や「住所」などのAccount Engagementにあらかじめ用意されているものの他、「カスタム項目」を追加して連携先に指定することも可能です。必要に応じて設定を行ってください。
以上で管理画面側での作業(認証ユーザーの登録+連携先の登録)は完了です。
続けて、このまま実際にキャンペーンへの連携を開始する場合、次のステップに進んでください。
⑥連携するキャンペーンページにて連携を開始
連携開始には、対象のキャンペーン側での設定が必要です。
キャンペーン一覧から連携対象のキャンペーンを選択し、「募集ページのマスター」と「アンケートマスター(※ ご利用される場合のみ)」が設定済みであることを確認してください。
各種マスター設定確認後、「外部連携」タブを選択し、Account Engagementの「連携」をクリックしてください。
先のステップで登録した連携先の情報が表示されます。
今回の連携に利用する連携先を選択し、「次へ」をクリックしてください。
必要に応じて、対象のキャンペーンで設定中の募集ページやアンケートの項目(カスタム項目)を追加でマッピングし、連携することができます。
※ 募集ページやアンケートのマスターが未設定の場合や、設定中のマスターにカスタム項目が設置されていない場合は選択肢が表示されません。
連携したい項目のマッピングが完了したら「連携を開始」ボタンをクリックしてください。
対象のキャンペーンにて取得するリード情報の連携が開始されます。